サイドデフレクタ™方式ボールねじAD/AHシリーズ


AD/AHシリーズは、新循環方式(SIDE DEFLECTORTM – サイドデフレクタ)を採用したことにより、理想的なボールのすくい上げ、循環構造を実現し、ナットのコンパクト化、高速化、静音性に貢献しています。
また、ナット寸法はDIN規格に準拠したコンパクトなナットになり、使いやすさを追求しました。
AD/AHシリーズの特長

サイドデフレクタ™方式の採用で高速化
近年の自動化ニーズ、高タクト化ニーズに合わせ、高性能化するモータの改良に追従し最高回転速度、DN値を大幅に向上しました。
従来のボールねじと比較し、DN値で2 倍となる最高DN値100,000、最高回転速度5000min-1を実現しました。
静音性が向上
従来のチューブ循環方式のボールねじと比べて音圧を6dB低減しています。さらに、ADシリーズでは高周波音を低減し、音質を改善、心地よい音質を提供します。
軽量・コンパクト
ナット外径とフランジ部をコンパクト化し、当社従来品比約30%の小型化、最大約50%の軽量化を実現しました。
装置の小型化や装置内の空間の拡大に貢献します。
長期メンテナンスフリーを実現

潤滑ユニット ルブシールTMを標準装着し、長期メンテナンスフリーを実現しています。
ルブシールTMは、ねじ軸ねじ溝のボール転動部に接触しており、ナット内に封入された潤滑剤がルブシールTMを介してねじ軸ねじ溝のボール転動部に適正量の潤滑油を供給し続けます。
また、他のワイパやシールと比較し潤滑油のナット外への流出が少ないため、長期間の走行でも潤滑油の消費量を抑え、潤滑性能を維持します。
同社社実験条件ではナット内に封入された潤滑油だけで30,000km以上の走行耐久性を発揮しています。
主な仕様
- シリーズラインナップ : AHシリーズ、ADシリーズ
- ねじ軸呼び径 : φ16、φ20、φ25の3サイズを用意
- リード : 5mm、10mm、16mm、20mm、25mm(ねじ軸呼び径によって異なる)
* 許容回転速度は、最高回転速度、DN値、危険速度のいずれか低い数値となります。
- 軸端形状(固定側) : 推奨形状を用意
- 軸端形状(支持側) : 推奨形状を用意

端末加工
ADシリーズボールねじには、各呼び径ごとに弊社推奨の軸端加工形状を用意しております。ご要望により、キー溝、タップ穴、Dカットなどの追加工なども可能です。
オプション仕様
ADシリーズボールねじには、表面処理が可能です。ご要望により、防錆黒色被膜処理(被膜厚さ1~2μm)が対応可能です。 ご相談ください。
関連リンク
AD/AHシリーズカタログ

