モーションコントローラ GM1|パナソニック インダストリー


この記事はパナソニック インダストリー株式会社の情報です。
GM1シリーズは、PLCとMotionを一体化したモーションコントローラで、国際標準「IEC61131-3」に準拠し、ソフトウェアPLC「CODESYS」環境下でのプログラミングを可能で、6言語(LD/ST/FBD/SFC/IL/CFC)に対応しています。
各種拡張ユニットの増設も可能にしたPLC機能と、制御周期が最小500μsecで、自由自在なカム波形を用いた電子カムなどの同期制御を可能としたモーション機能、さらにEtherCATネットワークでモータを最大で32軸、そのほかの産業デバイスとも接続を可能にする、ネットワークを2ポート搭載したコミニュケーション機能を持つ、オープン性の高いシステムと開発環境で、使いやすさを追求したユニットとなっています。
特長
PLCとモーションを一体化
従来のモーションコントローラでは、CPUに加え、位置決めユニットや高速カウンタ、入出力ユニット、上位とつなぐネットワークと複数の増設ユニットが必要ですが、GM1はこれらの機能を1つにまとめた、装置の小型化を実現する商品となっています。
さらに、モーションコントローラとPLCが一体化した事で、入力信号の取り込みから出力までのステップが少なくなり、高速処理が可能になっています。最速500μsecの制御周期を発揮し、高精度の同期制御、位置制御、速度制御、トルク制御など、各種のモーション制御がマルチタスクに制御できます。

モーション制御
- 高速モーション制御(最速周期 500 μs)
- 位置/速度/トルク制御
- カム同期、ギア同期、CNC制御
マルチタスク制御
- 高速モーション制御
- 表示機・デバイス・上位通信
- データ処理
PLCプログラミングの標準化
GM Programmerは、GM1コントローラの設定、プログラム作成、プログラムのダウンロードを行うことができるソフトウェアで、パナソニックホームページから無償ダウンロードで入手することが可能です。国際標準、「IEC61131-3」に準拠しているので、ラダーダイヤグラムや、ストラクチャードテキスト、ファンクションブロックダイヤグラムなど、6言語に対応しています。
ソフトウェアPLC「CODESYS」環境下でのプログラミングも可能で、オブジェクト指向にも対応した充実のライブラリ機能による、コンポーネント化を図ったツールソフトで、メーカー依存のプログラミングから脱却できます。

- プログラミング:IEC61131-3規格準拠、PLCopen
- 6言語対応 :LD/ST/FBD/SFC/IL/CFC
- ライブラリ機能によるコンポーネント化
- オブジェクト指向に対応
上位・デバイスの通信強化
上位との通信、デバイス間の通信には、各種ネットワークプロトコルで対応しています。 上位とは、OPC-UAサーバ、FTPサーバ、MQTTクライアント等に対応しており、デバイス間では、イーサネット/IP、Modbus、CODESYS V3通信に対応しています。モータネットワークも、オープンネットワークのEtherCAT、パナソニックの高速同期モーションネットワークRTEX(Realtime Express)に対応しています。

EtherCATにも対応
各社メーカーからサーボモータを含め、EtherCATに対応した機器が、ここ数年で大幅に提供されています。GM1も、EtherCAT対応ユニットであれば、他メーカーの機器に接続する事が可能です。一部商品についてはGM1との動作も確認済みです。
EtherCATに対応した機器の累計推移
EtherCAT Technology Group(ETG)は、全世界でEtherCATは約8,800万ノードに到達したことを報告しています。(2025年3月)

(出典:EtherCAT Technology Group)
GM1での動作確認済み製品について
EtherCATでは装置に合わせた、最適なシステムを選定しやすくなります。GM1と接続したい機器がありましたら、タカギコネクトまでお問い合わせ下さい。
各種規格に対応
GM1は、下記の規格に対応しております。

関連リンク
- GM1紹介ページ(industry.panasonic.com)
- GM Programmer紹介ページ(industry.panasonic.com)

