TDKラムダが1×1インチの実装面積で出力30Wを実現(50%小型化)。4:1の入力範囲が特長のDC-DCコンバータCCGシリーズ


TDK株式会社は、TDK-Lambdaブランドの絶縁型DC-DCコンバータ「CCGシリーズ」を開発しました。
絶縁型DC-DCコンバータ「CCGシリーズ」とは
実装面積を50%小型化 設計・生産の効率化に貢献
CCGシリーズは、1×1インチフットプリントを基本(従来製品比:実装面積50%)としたワイド入力のオンボードDC-DCコンバータです。1×1インチフットプリントで出力電力30Wを実現し、制御基板の小型化に貢献します。2016年6月1日より15W単出力モデル(CCG15-S)も追加され、よりお客様に合った機種選定が可能になりました。
また、9~36VDC、18~76VDCと幅広い入力電圧範囲であり、バッテリーを入力源とする装置や制御基板などに対応しています。
さらに、従来シリーズ(CC-Eなど)では入力電圧ごと(12VDC系/24VDC系)に、別々に準備していた機種をワイド入力のCCGシリーズで統一することも可能となり、お客様の設計・生産の効率化に貢献します。
業界トップクラス※の電力密度を実現 ※2015年5月現在、TDK調べ
本シリーズは、30Wの電力容量でありながら、実装面積1inch2という業界トップクラスの電力密度を実現しました。部品最適化による高効率の達成にともない、広い動作周囲温度(-40℃~+85℃)での使用が可能となります。本電源を使用することにより、実装面積を削減できるため、各種装置の制御基板の高密度実装に貢献します。
CCGシリーズの用途や特長
主な特長
小型化:1×1インチフットプリント形状で30W出力を実現※従来製品比、実装面積約50%
業界最小クラスの実装面積でお客様の制御基板小型化に貢献いたします。
広い入力電圧範囲※従来製品比、約2倍
使用部品の最適化により広い入力電圧範囲を実現。9~36VDC入力タイプと18~76VDC入力タイプをラインアップ。入力電圧範囲を従来製品の約2倍に拡大する事により、電圧変動の大きいバッテリー制御基板に用途が広がります。また、アイテム共通化によるお客様の設計・生産の効率化に貢献します。
6面シールド構造
ノイズを考慮した6面シールド構造、金属ケースに加え、底面にも基板銅箔によるシールドを施し低ノイズ化を実現。お客様の設計自由度が広がります。
高効率
トランスなどの部品最適化により、実装面積で従来製品比約50%の小型化を達成し、高効率化も実現しました。効率91%(CCG30-48-15S)
広い動作周囲温度
動作周囲温度を-40℃~+85℃までを可能とし、幅広い環境下でご使用頂けます。
耐電圧DC1,500V(1分間)
入出力間の耐電圧DC1,500V(1分間)を確保することで、より安全性を高めました。
主な用途
ICT機器(基地局、サーバ)、半導体製造装置、計測機器、一般産業機器等の制御基板