ドローンにおけるTE Connectivityの接続技術


近年ますます注目されているドローン。ドローンは、無人航空機(UAV:Unmanned aerial vehicle)とも呼ばれ、地上システムからの制御により無人で飛行するものです。大きく分けて、個人の愛好家が組み立てた模型から先進技術を駆使した防衛用がありますが、この他に災害救助用など様々な種類があります。
商業用ドローンの利用増加
世界のドローン市場は2020年までに約60億米ドルに達する見込みです。この中でも、特に商業用ドローンの利用が増えており、全世界の売上げは2020年までに18億ドルに達する見込みです。ドローンは、農業や工業の分野だけでなく、消防や救命の任務にも使用されています。航空写真の撮影のほか、ハイリスクな用途や法執行部門でも使用されることで、商業用ドローン市場の成長が加速しています。
また、ドローンはますます高度化する一方で小型化が進んでおり、センサ技術の向上、コントロール基板の高速化、データ処理速度の向上を求める声が高まっています。一般消費者のスマートフォン利用が増えるにつれて、スマートフォンでドローンを制御したいという要求も高まっています。
ドローンにおけるTE製品のアプリケーション
このように急成長するドローン市場において、TE Connectivity(以下、TE)は下記に代表されるようなアプリケーションに多様なコネクタ・センサ製品をご提供しております。
ドローン設計上の特長
サブシステム
- 通信:アンテナ、信号、遠隔操作、入出力(I/O)
- モーター:パワーコネクタ
- 部品接続:ワイヤ及びケーブル、識別印字・マークチューブ、コネクタ
- カメラ:カメラ、メモリ
- 照明:パワーコネクタ
- コントロール基板:基板、ソケット、メモリ
- センサ:位置、湿度、温度、圧力
- 電源:バッテリー、パワーコネクタ
TEおすすめ製品
まとめ
ドローンの利用増加とともに、土地調査、自然災害対策、商品配達の他、商業用ドローンのさらなる成長加速が期待されます。ドローンアプリケーションの分野でもTE製品をぜひお役立てください。
出典
TE Connectivity「ドローンソリューションガイド」(PDF)
※TE Connectivityジャパン合同会社よりご寄稿いただいた原稿をもとに、高木商会が一部編集をいたしました。