ベルニクスがフルデジタル制御AC-DC電源「BDG-200」を発売


ベルニクスは、フルデジタル制御のセミカスタムAC-DC電源「BDG-200」を発売しました。希望する出力ユニットを直列、並列に組み合わせることで、多様な出力電圧、出力電流に対応が可能になります。
具体的には、出力数が3チャネルで、出力電圧は5V(4.25~5.75V)、12V(10.2~13.8V)、24V(20.4~27.6V)の中から自由に組み合わせて用いることができ、出力電圧に対する出力電流はそれぞれ、14A、6A、3Aとなっています。
特注(カスタム)電源を検討またはご利用されているお客様において、本製品の仕様に合致するケースの場合、開発期間や開発イニシャルコスト、管理工数などの削減が実現可能です。
BDG-200の特長
- フルデジタル制御電源
- 3チャンネルの出力電圧を各々自由に選択可能
- 広い出力電圧可変範囲:±15%
- 高効率:87%
- 入出力間耐圧:AC3KV
- サイズ:195x100x47mm
- UVLO機能、過電圧保護機能、加熱保護機能
- 過電流保護動作閾値設定可
- 並列接続により出力電流増大可(90%のディレーティング要)
- スイッチング周波数設定可
- PMBus(シリアル通信)により、遠隔操作、各種設定の変更、電源状態のモニタが可能
- IEC60950準拠設計
機種・定格
- 出力電圧の括弧()内は出力電圧設定範囲。出力電圧はPMBusを使用して変更可能。
- 各チャネルのユニットは、上記3種類から任意に選択可。出荷後にユニットを変更する事はできません。
- 効率はCh 1: 5V、Ch 2: 12V、Ch 3: 24V、入力電圧200V、定格出力、SW周波数260kHz、常温時の値です。
- 周囲温度条件によりディレーティングが必要です。
BDG-200を動画でご紹介
PMBus通信による出力電圧、出力電流モニター動画
PMBus通信による出力電圧変更動画
出典
- ベルニクス「プレスインフォメーション」(2017年5月12日発表)
- BDG-200に関する詳細ページ(ベルニクスHP)