IDEC:世界最強クラスのロック強度5000Nで 世界最小サイズを実現!「HS1T形」を新発売


世界最強クラスのロック強度5000Nで世界最小サイズを実現!
スリムかつ高いロック強度により、大型の扉や機械設備に最適
IDECは、ソレノイド付安全スイッチ「HS1T形」を2019年2月8日(金)発売いたしました。
安全スイッチは、工作機械の正面扉や、産業用ロボットが稼働する危険エリアの周囲に設置する安全柵の扉部分などに取り付けることで、扉の開閉検出を行う装置です。扉が閉まっている場合だけ機械やロボットが稼働し、扉が開いている場合は停止状態となることから、人の侵入などによる産業事故を防止する安全対策として使用されます。
近年生産現場では、労働災害防止に向けた安全対策がグローバルで進むとともに、協働ロボットを活用した生産システムの導入などにより、安全機器の需要が拡大しています。IDECでは、さまざまなニーズに対応するため多様な安全スイッチのラインアップを展開しています。
今回発売するソレノイド付安全スイッチ「HS1T形」は、大型の扉や機械設備で使用可能なロック強度の高い製品です。従来機種である「HS1L形」と比べて、ロック強度は3000Nから5000Nとなった一方で、サイズは体積比で約70%減と大幅にスリム化しました。これにより、大型の工作機械や自動車製造業界などにおけるロック強度不足による故障懸念や、スリムかつロック強度の高い製品への需要にお応えすることができます。スプリングロック、ソレノイドロックの2種類あり、2接点と4接点タイプから用途に応じてお選びいただけます。またスプリングロックタイプには、裏面ロック解除押ボタン付タイプもご用意しています。
主な特長
世界最強クラスのロック強度かつ、ロック強度3000N以上では世界最小サイズを実現
- 世界最強クラスのロック強度5000Nを実現し、従来製品(HS1L形)の3000Nに比べて大幅にアップしました。
- 従来製品(HS1L形)体積比で約70%減と大幅にスリム化し、ロック強度3000N以上のクラスでは世界最小サイズとなります。
3ステップでアクチュエータ挿入方向を簡単に変更可能
ヘッド部分を外すことなく回転させる「HEAD回転機構」を、IDECの安全スイッチで初めて搭載。3ステップで簡単にアクチュエータの挿入方向を変更でき、どの方向からでも取り付けが可能です。またヘッド部分の脱落防止や、ねじ止めなどの工数を削減できます。
世界初、裏面ロック解除メカニカルインジケータを搭載
- 危険エリアに人が取り残された際の安全装置として、内側からロックを解除するための、裏面ロック解除ボタン付タイプをラインアップしています。
- HS1T形では、世界で初めて正面からロック解除状態がわかるメカニカルインジケータを搭載し、再起動時のチェック作業などの工数を削減します。
カムロック構造により、故障した場合でも確実に安全を確保
IDEC独自のカムロック構造により、引っ張り強度限界を超えて破損した際に接点をOFFにすることで、労働災害の発生を防止します。