止められない現場のための産業用コンピュータ |ストラタステクノロジー


製造業において、工場インフラを常に連続稼動させることは大きな課題の一つといえます。SCADA、HMI、Historian およびその他の重要な産業オートメーション システムのダウンタイムは、生産性の低下、売上の喪失、規制の違反金、品質の劣化、信用の失墜につながりかねません。生産性と品質を最大限に向上させるには、シンプルに運用できる連続可用性と継続的な情報の可視化が必要です。
ストラタスは、製造工場にとって理想的なパフォーマンス監視機能と仮想化機能を統合した障害防止ソリューションで、24時間365日「止まらない」製造ラインを支援します。
製造業向けソリューションの特長
- ストラタスのサーバーを組み合わせてMES システムを構成し「止まらない」可用性とともに最適なパフォーマンスを実現。運用・保守も手間がかからず、効率化とコスト削減に貢献
- 万が一、障害が発生した場合でも、安全なノードへと自動的に切替。24時間365日「止まらない」製造ラインを支援
- 故障ノードへの交換も現場で容易に対応でき、熟練のエンジニアは不要。さらにリモートからシステムを監視し、プロアクティブな保守が可能
- リアルタイム処理に必要なハイパフォーマンスサーバーと、現場運用に最適な小型堅牢エッジサーバーで製造ライン管理の最適化を実現
半導体メーカーの事例
生産ラインを止めることなく稼動させ、生産性を最大化
半導体メーカーであるストラタ電子(仮名)では、MESシステムを導入し、製造ラインの工程や品質管理、入出荷管理などを行っています。これまでPCサーバー+予備機という構成で運用していましたが、さまざまな課題が……。
事業にも直接影響を及ぼすハイパフォーマンスなシステムの可用性に不安があるばかりでなく、運用や保守も大変で時間とコストがかかっていたのです。





ストラタスのサーバーは、製造ラインをとめることができない産業分野のために専用設計されたエッジ・コンピューティングです。これらの製品を柔軟に組み合わせることによって、高性能かつ高信頼性システムの構築と運用管理の負荷低減を同時に実現します。
ztC Edge(ジーティーシー エッジ)の特長
仮想化実現と二重化による高可用性

- 仮想化技術
- Stratus冗長化Linuxによる、高可用性仮想化OSを実装
- 複数の仮想マシンを稼働状況によって自動的に安全配置
- 故障やメンテナンスにより、他方のノードに移動した場合、復旧に伴って自動的に元の稼働ノートに再配置(ノード固定の配置も、設定により可能)
- ゲストOSはWindows、Linuxに対応
- 二重化による高可用性
- プライマリ側ノードが破損した場合、セカンダリ側ノードの仮想マシンが処理を自動継続
- HAモードのデータ同期に加えてFTモードはCPU/メモリも同期。
- 障害発生時にも再起動が発生せず、瞬時に処理を引き継ぎ。
高可用性仮想化OSがプレインストール
あらかじめ実装された仮想化機能、およびアプリケーションとデータの自律型保護機能を備えたztC Edgeなら、クリティカルな産業用アプリケーションの連続稼働を簡単かつ短時間で実現。
ホットスワップ可能な冗長ノードは現場スタッフが簡単に交換できるため、時間と労力を節約。
作業現場に設置できる耐環境性能、壁掛け可能
SSDを採用し、ファンおよびモータレスな堅牢設計を実現した筐体は耐久性が高く、制御室、制御キャビネット、あるいは作業現場など異なる環境でも正常に動作。
初期セットアップは30分程で完了、壁またはDINレールにも素早く簡単に取り付け可能。
業務停止リスクを低減
単一のシステムとして動作する冗長ノードで構成され、自律的な監視と自己保護、プロアクティブなライブマイグレーションの機能により計画外ダウンタイムを低減。仮想化ホストソフトウェアも、システムを再起動することなく更新できるため、システム アップグレードにともなうダウンタイムも排除可能。
ゼロタッチOTレベルの管理負荷 長期保守に対応
自律的な筐体、OS、アプリケーションの監視機能と自己保護機能、および各種セキュリティ機能を備えており、無人ステーションやIT要員の限られた工場や施設、遠隔地での使用に最適。
簡単なセキュリティ設定
ztC Edge システムはUSBの制限、デフォルトのセキュリティ設定、セキュアなコミュニケーションプロトコルを備えているため、本質的に高いセキュリティレベル。
簡単に構成できるホストベースのファイアウォール、Active Directoryの統合、トラステッド ブートなどの機能でztC Edge環境がさらにセキュアに。セキュリティ専門スタッフでなくてもztC Edgeを安全に保持可能。
産業用相互運用性
ztC Edge システムは一般的な産業用プロトコルに対応しているため、既存の産業オートメーション環境と簡単に統合、連係。システムやユーザーの監視、可視化、通知には、OPC UA の属性や SNMP のリクエストとトラップを使用。その他、REST API を使用して、関連するシステムの健全性やパフォーマンスの情報を抽出し、サードパーティのシステム管理ツールやダッシュボードに表示可能。
Stratus ftserverの特長
すべてのハードウェアコンポーネントを冗長化し、リアルタイムに同期し、万一の障害でもシステムは連続稼動します。シングルサーバー同様の使い易さとシンプルな運用で「無停止の安心」をお届けします。
- 故障はリモート回線を通じて自動通知されるのでお客様による監視が不要。
- ftServerはハードウェア完全二重化による無停止システムなので、切り替え(フェールオーバー)がないので切り替わりの心配が不要。
- 一方のコンポーネントが故障しても、もう一方で稼動し続けるので、駆けつける必要がない。
- ftServerの仮想化基盤を使えば重要なシステムも安全に仮想化集約可能。
- Stratusの保守要員は専門の教育を受けたftServer専任スタッフなので安心。故障時はリモート回線を通じて故障箇所を特定してから交換に伺い、交換~二重化復旧まで迅速に対応。
関連リンク
- ストラタス商品ページ (stratus.com)
- Stratus ztC Edge(200i、250i)仕様PDF
- Stratus ftserver仕様PDF
- 事例PDF(半導体メーカー編)
- 事例PDF(金属加工装置メーカー編)
- 事例PDF(輸送機器メーカー編)
- 事例PDF(輸送機器メーカー編)
ストラタス ゼロタッチエッジコンピューティング資料

