低周波帯域のノイズを確実に落とす! これ一本で全周波数帯域をカバー「ブロードエフェクトコアBRE・ BREK」|北川工業


ケーブルのノイズ除去には一般的にフェライトコアが活用されていますが、低周波帯域に弱く、さらに周波数によって材質を選定しなければならないなどの弱点も持っています。
材質がアモルファス製の「ブロードエフェクトコア」は、フェライトコアのこうしたウィークポイントを補う特性を持ったEMC対策部品です。
ブロードエフェクトコアを動画でご紹介
フェライトコアの弱点を補う
国際規格ではケーブルで伝わるノイズは150kHzからと規定されていますが、この帯域のノイズ除去は、フェライトコアでは非常に難しいのが現状です。
この「ブロードエフェクトコア」は、材質がアモルファス製であるため、フェライトに比べ低周波数帯域に非常に強い特性を持ち、確実にノイズを落とします。
もちろん低周波だけでなく高周波にも十分に対応し、100MHz以上の帯域でも確実にノイズ抑制効果を発揮します。
これ一本で全帯域をカバー
フェライトでノイズ除去する際には周波数に合わせ材質の選定が必要です。しかし「ブロードエフェクトコア」は、この一つの材質(アモルファス)で全周波数帯域をカバーし、優れたノイズ抑制を発揮します。わざわざ帯域に合わせていくつものコアを用意する必要はありません。
誤作動防止にも有効
広帯域のノイズ抑制が可能、という特性を活かすことで、「ブロードエフェクトコア」は誤作動防止対策にも優れた効果を発揮します。
たとえば機器が誤作動を起こした場合、フェライトの場合はどの周波数が原因かがわからずに材質選定を間違え、結果としてノイズの抑制ができない、というケースがあります。
しかし「ブロードエフェクトコア」なら、前述の通り材料を気にせずに全帯域のノイズを抑制できるので、これ一本でラインに入り込んできたノイズをピタリと止めことが可能です。
優れた温度特性、強度
また、温度特性にも優れているため、例えば150℃の環境で連続使用しても十分に効果を発揮できます。さらに剛性にも優れ、車両に取りつけても問題ないレベルの強度をも持っています。
ノイズ除去の最適解を手に入れるために
いかがでしょうか。「ブロードエフェクトコア」は、フェライトコアに比べノイズ除去能力が格段に高い特性から、すでにロボットや工作機械、食品加工機械などに多数の採用事例があります。
ほかにもいくつもの優れた特徴がありますので、興味を持たれた方はお気軽にご連絡をください。
主な仕様
- 伝導ノイズ、放射ノイズにも対策効果があります。
- 高インピーダンス特性によりケーブルのターン数を低減可能。
- 温度によるインピーダンス特性の変化が少ないので、広い温度範囲で安定した効果を発揮可能。
- 樹脂ケース入りのため、絶縁性に優れます。
- 樹脂ケースはUL94V-0取得材を使用しています。
- RoHS指令(2011/65/EU)に適合しています。
関連リンク
- 北川工業 ブロードエフェクトコア BRE(techno-kitagawa.com)
- 北川工業 ブロードエフェクトコア BREK(techno-kitagawa.com)
ブロードエフェクトコア シリーズ カタログ

