MELSERVO-J5 『MR-J5Dシリーズ』コンバータ分離型ドライブユニット| 三菱電機


独自の制御エンジンを更に進化させた業界最高レベルの高性能サーボアンプMELSERVO-J5シリーズに、コンバータ部を分離したドライブユニット「MR-J5D-G4 」(1軸/2軸/3軸)400V仕様サーボアンプが追加ラインアップされました。
今回は、電源回生コンバータMR-CV4と組み合わせて省エネサーボシステムを構築可能なMR-J5D-G4をご紹介します。
ドライブユニットMR-J5D-G4特長
- 母線共通接続による省エネ、省スペース、省配線
- MR-J5D2-G4 (2軸一体)/MR-J5D3-G4 (3軸一体) による、さらなる省スペース、省配線
- 安全監視機能を標準MR-J5D1-G4/MR-J5D2-G4/MR-J5D3-G4で対応し、CC-Link IE TSNの安全通信では軸ごとにSTOなども可能
- 冷却ファンのユニット化により、冷却ファンをユーザにて簡単に交換可能
3軸一体ドライブユニットによる省スペース化 (スリム化)
400 V仕様3軸一体ドライブユニットにより、省スペース化を実現しました。
例えば1 kWを6軸使用する場合、横幅を200mmスリム化でき、さらにノーヒューズ遮断器や電磁接触器まで削減することができます。
母線共通接続と電源回生方式採用による省エネシステムに対応
電源回生コンバータユニットMR-CV4と複数のドライブユニットMR-J5D-G4を母線共通接続すると、ある軸の回生エネルギーを、他の軸のモータ駆動エネルギーとして利用可能です。
電源回生コンバータユニットMR-CV4は、回生エネルギーを電源に戻す電源回生方式を採用しており、他システムの電力としても使用可能であるため、省エネに貢献します。また、回生オプションは不要のため、発熱を低減します。
安全監視機能
MR-J5D1-G/MR-J5D2-G/MR-J5D3-Gは、安全CPU R□SFCPU-SETとモーションユニットRD78Gを組み合わせて、CC-Link IE TSN経由で安全CPUの安全信号データを受け取ることが可能です。そのため、安全信号をサーボアンプに直接配線する必要がありません。
用途
巻き出しなどの回生が常時行われる軸のある装置に最適です。
- 印刷機:ユニットごとに駆動するセクショナルドライブ方式の輪転機に最適です。
- スリッター:巻き出し軸、ローラ軸、巻き取り軸で構成されたコンバーティング装置に最適です。
コンバータ一体型J5との比較
コンバータ一体型MR-J5-Gとの主な仕様における差異は下記のとおりです。
- ※1 シンプルコンバータMR-CV3K、もしくは多機能回生コンバータFR-XCを接続します。
- ※2 電源回生コンバータMR-CVが必須です。
関連リンク
- MELSERVO-J5シリーズ サーボアンプ詳細ページ(mitsubishielectric.co.jp)

