簡単で本格的な産業用ワイヤレスI/Oシステム「Radioline」販売開始:フエニックス・コンタクト


2017年5月10日、フエニックス・コンタクト株式会社は、産業用 ワイヤレスI/Oシステムを提供する「Radioline」を開発・製品化したと発表しました。
「Radioline」は、「長距離、高共存、セキュリティ」を実現するため独自に開発した無線技術『Trusted Wireless 2.0』を利用した堅牢な通信をベースに、シリアル制御データやアナログまたはデジタルI/O信号を伝送することができます。
近年、産業界でのIoT化への期待と現場への技術導入の声が高まる中、I/Oシステムへのワイヤレス化のニーズに応える製品となっています。
Radiolineの4つの特長
Radiolineは大規模システム用の新しいワイヤレスシステムです。サムホイールを回すだけで簡単に入力と出力を割当て可能で、プログラミング不要という特長があります。Trusted Wireless 2.0技術により、Radiolineは産業環境で信頼して使用できる理想的な選択肢となっています。
ダイヤル操作だけで簡単にシステム構築
本体前面のダイヤル操作だけでワイヤレス接続の設定や信号の送信・複製が簡単にできます。
柔軟なネットワーク構成
ポイントツーポイント、スター、メッシュ通信の3種類の通信方法が可能です。
様々なアプリケーションに対応する豊富な機能
- 数㎞以上の長距離伝送が可能
- 帯域、チャネルブラックリスト機能、周波数ホッピング技術などにより高共存性を実現し多チャンネル通信も可能
- 128ビットのAES暗号化とRFC3610準拠の認証方式によるセキュリティ通信
- 最大接続は、無線モジュール250台で無線モジュール1台当たりのI/Oモジュールは32台
- ホットスワップ対応で動作中のモジュール追加、交換が可能
- -40~70℃の広い温度範囲での使用が可能
- チャネル間絶縁
- 豊富なアクセサリ
伝送可能な信号形態
- I/O ⇔ I/O
- I/O伝送と複製。サムホイール操作による簡単な入出力のマッピング。
- シリアル(Modbusマスタ)⇔ I/O
- 無線経由でデジタル・アナログI/OをModbus(RTU)マスタからアクセス可能。
- シリアル ⇔ シリアル
- RS232やRS485ケーブルの置き換えにより、ModbusやPROFIBUSなど様々なプロトコルを透過的に転送。
Radiolineを54秒でご紹介
Radiolineの特長をギュッとまとめた動画です。ぜひ御覧ください。
お問い合わせは高木商会へ
製品仕様やラインアップに関してはフエニックス・コンタクトHPまたは、高木商会までご相談ください。