SA1T形 FMCW方式レーダセンサ


雨、雪、風、粉塵 環境の変化に強いセンシング
これまで屋外や半屋外などの過酷な環境下では、超音波センサが使われることが多くありました。しかし、風で音波の経路がそれたり、気温の上昇によって音波速度が上がることがあるほか、高周波数の音響ノイズによる干渉で誤検出が起こる可能性があったため、周囲の音や温度変化などが絶えず起こる環境下での安定した検出が課題となっていました。
レーダセンサ「SA1T形」は、雨や雪、風、粉塵といった耐環境性能に優れた検出方式であることから、屋内はもとより、さまざまな環境の変化が生じる屋外や半屋外でも安定した検出を実現できます。また、金属など導電性の高い物質の検出に最適なことから、トラックヤードや鉄道の整備場、建築現場など幅広いシーンにおける、車両検知や対象物同士の衝突防止に活用いただけます。
多様な設置場所に応じて選択できるよう、検出距離の異なる 3.75m、24m タイプと、接続方式の異なるケーブル、コネクタタイプの計 4種類をラインアップしています。
※FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)とは周波数変調連続波のことでで、レーダ波の周波数を徐々に変化させながら連続で発信し、送信波と受信波の周波数差から距離を算出する方式です。

主な特長

- 優れた耐環境性能
- 過酷な環境に耐えることができる堅牢なハウジングを採用し、IP67を実現
- 屋外使用に適した-40℃~+55℃までの幅広い動作温度範囲に対応
- 高いユーザビリティ
- DIP スイッチの搭載により、PCなしで簡単に検出距離や感度、応答速度などの設定を変更可能
- 標準的な取り付けができる L 字タイプに加え、角度を調整できるフレキシブルタイプ、水や汚れを防ぐカバータイプの 3 種類のアクセサリを用意し、多様なDIPスイッチアプリケーションに対応
SA1Tのラインアップ
検出距離の異なる 3.75m、24m タイプと、接続方式の異なるケーブル、コネクタタイプの計 4種類をラインアップ。

関連リンク
- SA1T形 製品紹介ページ(jp.idec.com)
SA1T形カタログ

