日本国内で構築したIoTシステムを海外でも利用可能に！

日本国内で構築したIoTシステムを海外拠点へ展開する際に、各国ごとのIoTゲートウェイの電波法認証の取得がハードルとなっています。

この課題に対しコネクシオは、海外でも利用可能な本製品「CONEXIOBlackBear」を開発しました。

4つの特長

車載や建設現場での利用を想定した耐衝撃・耐振動性能と豊富な入出力インターフェイス。AIやエッジコンピューティング対応可能な演算性能を備えており、幅広い分野でご活用いただけます。

①海外対応

従来の課題

• 日本で使っているゲートウェイが海外拠点で使えない（技適の問題）
• 拠点で使える認証済みゲートウェイを現地調達しなければならない
• ハードウェアやOSが変わるため、ソフトの移植やテストが必要

各国認証マーク

CONEXIOBlackBearで解決

• 各国電波法に準拠したLTEモジュールをmini PCIeソケットに挿抜可能な設計としたことにより、海外対応が容易。
• 日本の「技適」や「PSE」だけではなく世界各国の電波法や製品安全に関する認証を取得。
• ゲートウェイ本体とOSは共通のため、組込アプリケーションを移植する手間とコストが不要。国内で開発したシステムをそのまま海外へ展開可能。

取得済み認証

②車載対応

• CAN I/Fを2系統搭載
  エンジン系統/制御系統など複数系統のCANデータ取得が可能
• 車載向けの堅牢性、 動作温度・電圧を確保
• 車両の稼働分析や遠隔操作を実現
• GNSS搭載（GPS、QZSS 〈みちびき〉、GLONASS、BeiDou、Galileo）
• ACCによる停止が可能

③エッジAIコンピューティング

• NXP i.MX6シリーズの最上位CPU搭載
• GPUを搭載
• クラウドで作成した学習モデルをBlackBear上で推論実行
  • AWS IoT Greengrass認定デバイス
  • 現場で取得したデータをゲートウェイ内のエッジAIで判定
  • リアルタイム性が向上
  • 通信量の削減
  • セキュリティ強化

AIによるモーター故障予兆診断

AIにより多面的に故障予兆を検知

• 振動センサで「いつもと違う」物理的な故障予兆を検知
• 絶縁抵抗センサで劣化指標「漏れ電流」を測定し、寿命的な故障予兆を検知

ブレインズテクノロジー社

業務特化型機械学習ソリューションImpulseと連携

• 異常データがなくても、センサーを取り付けるだけで手軽に診断
• アルゴリズム選定、パラメータ処理はImpulseにお任せ

エッジAIにより、現場で即座に判断し、通信コストを低減

各社サービスの認定取得

④豊富なインターフェース

■ 通信規格
Ethernet、Bluetooth、Wi-Fi、GPS、LTE
（LPWA、Wi-SUN、EnOcean などオプション追加可能予定）

仕様

CONEXIOBlackBear には屋内用のIndoorセットと車載用のCommercialセットがあります。この2種類のセットの違いは付属品の違いだけです。

また対象となる国・地域別に「Jモデル」「Aモデル」「Eモデル」があります。LTE Moduleの対応周波数、WiFiの対応channel以外のCONEXIOBlackBear の構成は各国・地域対応モデル間で同一で、開発したシステムは各モデル間共通で使用することが可能です。

関連リンク

• 製品詳細ページ「CONEXIOBlackBear」（conexio-iot.jp）