IDEC「FC6A形」はCAN J1939通信やE-mail自動通知にも対応のPLC、遠隔監視システムもかんたん構築


IoT時代を迎え、製造機械や各種装置などの状態を、オフィスや自宅、出張先などの現場から離れた遠隔地からリアルタイムに把握し、生産状況の分析や予備保全を行えることが求められていますが、今回ご紹介するIDEC「FC6A形」は、Webサーバ機能と、E-mail配信機能を備えたHMIモジュールや、各種I/Oモジュールで I/O点数や機能を拡張することにより、ユーザーの用途に合った最適なPLCとしてご使用いただけます。
FC6A形の主な特長・用途
特長
遠隔監視システムをかんたん構築可能!
HMIモジュールを用いることで、PLC内に格納された現在値や設定された目標値の確認、変更ができるだけでなく、遠隔地からシステム状態をWebブラウザで確認できます。あらかじめ用意しているプログラムレスのシンプルページと「Webページエディタ」で作成したカスタムWebページが、思いのままにシステム状態を把握することに役立ちます。
E-mailで自動通知
定期報告や異常発生時の警報を受け取ることができます。E-mailはメッセージに加えてPLC本体に格納したロギングデータをCSV形式のファイルで添付して送信できます。
CAN J1939通信に対応
建機や交通案内車両などの特殊車両に搭載されているディーゼルエンジンの電子制御で標準化されている CAN J1939通信プロトコルに対応したCPUモジュールをラインアップ。ディーゼルエンジンからの信号を直接 FC6A形で受け、各種アクチュエータなど周辺機器を制御することで、装置全体の小形化と開発工数・配線工数の削減を実現します。
ハイパフォーマンス
- 基本命令処理時間は42nsで高速処理が可能
- 最大640KBのプログラムサイズで複雑なプログラムにも対応可能
- 最大I/O点数520点までのシステム構築が可能
- 豊富なI/Oモジュールとオプションでさまざまなアプリケーションに最適な PLC にカスタマイズ可能
設計工数を削減
増設モジュール設定機能やI/Oモニタによりシステム全体の状態が一目で分かるコンフィグレーション(設定)エディタをPLCプログラミングソフトウェア「WindLDR」にご用意しました。
主な用途
制御盤、小形工作機械、食品加工機械、包装機、農業用制御装置、NON-FAの小型装置など
主なラインアップ
FC6A形の主な製品ラインアップをご紹介します。
- 本体(オールインワンタイプ CPUモジュール)
- 電源仕様、入力仕様、出力仕様、入出力点数に応じて15機種
- 本体(CANJ1939通信対応 オールインワンタイプ CPUモジュール)
- 電源仕様、入力仕様、出力仕様、入出力点数に応じて7機種
- デジタル入力モジュール
- 入力仕様、コネクタ仕様に応じて5機種
- デジタル出力モジュール
- 出力仕様、コネクタ仕様に応じて10機種
- デジタル入出力混合モジュール
- 入出力点数に応じて2機種
- アナログI/Oモジュール
- アナログ入力モジュール5機種
アナログ出力モジュール
アナログ入出力モジュール2機種
温調モジュール2機種
※その他豊富なオプション類を用意しております