EtherCATのトラブルはケーブルにあり!?性能測定試験を全数実施、クリンプハイト検査を毎日実施で出荷


信頼性を追求したEtherCAT用ケーブル
急速に採用が進んでいるEtherCAT。設備や装置に対してEtherCATを既に採用、またはこれから採用しようと検討・評価をされている皆様、EtherCATの通信トラブルの一つに、ケーブル選びが深く関わっていることはご存知でしょうか?
マスター機器やスレーブ機器をつなぐケーブルは、機器同士をつなぐ言わば「血管」の役目。ひとたびケーブルの不具合が発生すれば、たちまち後続する機器や装置の不具合につながる重要なパーツの一つです。
ちなみに、現在ご使用(評価)のケーブルはどのような出荷検査を経て、お手元に届いていますか?導通検査を行っていれば大丈夫?・・・本当に通信トラブルは起きないのでしょうか?
通信トラブルが起きた時、よくよく調べた結果、ケーブルの不具合だったというお話をお客様から聞いたことがあります。EtherCATで使用するケーブルはシールド付きですが、ケーブルとプラグのシールドの接続が不十分で接触不良を起こし、ノイズがのってしまい不安定になっていたとのこと。
そこで注目したいのが、性能測定試験の有無です。
今回ご紹介するのは導通チェックだけではなく、その性能測定試験を全数実施し、使用する工具はクリンプハイトの検査・管理を毎日実施し、お客様にお届けする「大洋電機製EtherCAT用ケーブル」です。
大洋電機は、産業用Ethernetケーブル、産業用光ケーブルの専業メーカーで、工作機械メーカーや様々な産業機械メーカーで数多くの実績があり、信頼性の高い製品を世に送り出すユニークな企業です。
産業用イーサネットケーブルの専業メーカー
性能測定試験を全数実施、クリンプハイト検査・管理を毎日実施
導通していてもカテゴリー5eの性能を満たしているかを検査するために、測定器を使った通信性能試験を全数実施しています。
使用する工具はクリンプハイトの検査・管理を毎日実施しています。
他にもこんな配慮が!
コネクタ端子部の接触防止や異物混入防止のためにコネクタキャップを装着して出荷しています。モジュラープラグの嵌合部は非常にデリケートです。この部分に細いものが接触したり、異物が挟まったりすることでたちまち不具合につながります。これも品質に厳しい業界での経験から生み出されたサービスです。
Ether CAT用ケーブル製品ラインアップを続々追加
盤内での隣り合った機器同士の渡り配線など、短いケーブルを用いることがあるかと思いますが、2重シールドを必須とするEther CATケーブルを曲げて使用する際、「堅い」と思われたことはございませんか?
無理に配線すると、機器側のコネクタに力が掛かり、コネクタ嵌合部や基板マウント部に不具合が生じる可能性もあります。
大洋電機のラインアップには、ケーブルの太さが細径(AWG28)の製品があります。こちらの商品は非常に柔らかく曲げやすいため、渡り配線に最適です。
主なEtherCAT用ケーブルのご紹介
EtherCAT(4P)対応パッチコード
FLAN-LDP-LDP-21333-□M
(可動用ケーブル型番有り)
EtherCAT(2P)対応パッチコード
FLAN-MFP-MFP-52333-□M
(可動用ケーブル型番有り)
EtherCAT(4P)対応細径パッチコード
FLAN-NSP-NSP-26334
(可動用ケーブル型番有り)
他にも、屈曲回数1,000万回の高可動タイプや100m伝送が可能な長距離タイプなどもございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
たかがケーブル?いいえ、されどケーブルです。
ケーブルの選定も機器選定同様、慎重に行う必要があると考えます。是非、選定のお手伝いを高木商会にお任せください!